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Activiti BPM Platformことはじめ(インストール方法とか)

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こんにちは。最近自動車を買い替えたのですが、買い替え後10日で娘に車内で吐かれて意気消沈気味のおおたにです。

今回は低テンションのままActiviti BPM Platformの事始め的なお話をしようかと思います。


Activitiとは


Activitiワークフロー:チュートリアル(パート1)という記事にもあるとおり、Activiti BPM PlatformとはオープンソースのBPMエンジン(ワークフローエンジン)です。Alfresco社がスポンサーとなっていますが、プロジェクトとしては独立しています。特徴は以下のとおりです。
  • オープンソース(Apache License, Version 2.0)
  • 無償利用可能
  • BPMN2.0ネイティブ対応
  • 軽量(パッケージではなく、バックエンドで組込み的な形で利用されるもの)

例えば、AlfrescoはBPMエンジンとしてActivitiを利用しています。まさに組込みでコアのライブラリを利用しているだけですので、Alfrescoを利用していてActivitiを意識することはまずありません(ユーザは、です。開発者は意識します)。

とはいえ、まず簡単にActivitiを試してみようと思った場合には、スタンドアロンで実行可能な一式のツールが提供されているので、これらを利用してみるとActivitiの機能について理解を深めることができると思います。
  • Activiti Explorer : ActivitiのWebフロントエンド。Activitiの機能を一通り触ることができる。
  • Activiti Modeler : Webベースのプロセス定義管理ツール。プロセス定義の作成・編集・インポート・エクスポート・デプロイなどを行うことができる。現バージョンではActiviti Explorerに統合されている。
  • Eclipse Designer : プロセス定義を作成するためのEclipseのプラグイン(こちらは実際のプロジェクトでも利用可能な開発ツール)。

そこで、本稿ではActivitiのインストール・アクセス方法について説明しようと思います。重要なことなのでもう一度言いますが、Activiti ExplorerはActivitiのBPMエンジンを利用するための必須アプリケーションではなく、あくまでもBPMエンジンを試用してみるためにActivitiが提供している標準的なUIの1つ、ということになります(Activitiの機能を一通り触れるので便利といえば便利なんですけどね)。


Activitiのセットアップに必要なソフトウェアのダウンロードとインストール


Activitiのセットアップには以下のソフトウェアが必要になります。
  • JDK6以降
  • Web Application Server(Tomcat等)
  • Activiti(現在の最新版は5.13)
  • RDBMS(H2以外を利用する場合。MySQL, PostgreSQL, Oracle, DB2など)

JDK6以降

Java SE DownloadsからJDKをダウンロードし、インストールします。筆者はJDK7を利用しています。

Web Application Server

ここではTomcatを使います。Apache Tomcat - Apache Tomcat 7 DownloadsからTomcat7をダウンロードし、適当なディレクトリに展開します。Tomcatを展開したディレクトリを<tomcat_home>と表記します。

Activiti

ここではTomcatを使ここからダウンロードし、適当なディレクトリに展開しておきます。

RDBMS (optional)

デフォルトではH2 Databaseをインメモリモードで利用しますが、その他のデータベースを利用する場合は別途RDBMSをインストールし、Activitiの設定を変更する必要があります(Activiti database setupを参照のこと)。また、H2 Database以外を利用する場合は、対応するJDBCコネクタを入手してクラスパス上にコピーする必要もありますのでお忘れなく。


Activitiのセットアップ


これでActivitiのセットアップの準備ができました。残るはActivitiアプリケーションをTomcatにデプロイするだけです。Activitiモジュールを展開したディレクトリのactiviti-5.13/wars/activiti-explorer.warを<tomcat_home>/webappsにコピーし、Tomcatを起動するだけです。

Tomcatの起動は<tomcat_home>/bin/startup.bat (or startup.sh)をキックするだけです。正常にTomcatが起動したらセットアップは完了です。ちなみに、停止する場合は先ほどのディレクトリのshutdown.bat (or shutdown.sh)をキックします。


動作確認してみよう


セットアップが完了したら、ブラウザでアクセスして確認してみましょう。URLは http://localhost:8080/activiti-explorer/ になります。ユーザはデフォルトでkermit, gonzo, fozzieの3ユーザがデモ用として登録されています(パスワードはユーザ名と同じです)。


ユーザID、パスワードを入力し、以下の画面が表示されたら動作確認完了です。




今回はここまで、実際の使い方などについてはまたの機会にとさせていただきます。
なお、ActivitiのドキュメントはUser Guideに一通りの情報がまとまっています。例えば、Activiti Explorerの説明はこちらに載っていますので、興味がある方は是非Activitiをセットアップし、触ってみてください。

(2013/07/23追記) 「Activiti BPM Platformことはじめ2(Activiti Explorerの使い方とか) 」を公開しました。
 (2013/07/25追記) 「Activiti BPM Platformことはじめ3(Activiti Modelerの使い方)」を公開しました。

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